古典編

従来続く日本語。
そこには空想的な噂や、忘れられた常識もたくさんある。
今こそその昔や初歩を見つめなおしてみよう。



・合成動物
「ユニコーン」
黒い青のような白のようなよくわからない色のような、体が色んな色で一定しない不思議な馬。
伝説上の一角獣。馬とサイの遺伝子から生まれた動物。

「ヒドラ」
頭が7つある大蛇の集合体。性格は極めて凶暴。

「八股之大蛇(ヤマタノオロチ)」
鰐(ワニ)の胴体にドラゴンの頭が9つある伝説の竜。
古代日本に存在されたと噂され、当時は女の生贄を出すことで村を守っていたらしい。
古代ギリシャ神話にも登場し、ライオン、カニと共にヘラクレスに退治された。

「鵺(ヌエ)」
頭がサル、背はトラ、尾はキツネ、足はタヌキであるという、鳴き声が鵺に似ていたことからこう呼ばれるようになった幻獣。
鵺に似た鳴き声の鳥はモモンガであるという。

「蠍(サソリ)」
灼熱の砂漠に住む、尾に毒を持つ砂漠の実在自然動物。

「ロブスター」
ザリガニと海老の合成動物のような海の実在自然動物。

「麒麟」
馬と鹿の神聖空想合成動物。
光と生死と自然の神とされ、雷や炎を操ることが出来るとされている。

「ペガサス」
白馬に白鳥の翼を持つ伝説上の神聖動物。

「キマイラ」
ライオンの頭と前足、シカの頭と後ろ足、ドラゴンの頭と翼、烏の頭と羽を持ち、尾が蛇であるという無茶苦茶な合成動物。
空想動物科学者が実験に作ったと言う話から生まれたらしい。
合成動物は現代でも遺伝子組み合えで創れるが、寿命が短く益もなく動物の死を招き危険なことから創造を禁止されているらしい。

「キメラ(キメイラ)」
鳥類と蛇類の合成動物。

「オピニンクス」
鷹の頭と翼に熊の体を持ち、尾が蛇であるという獣。
悪魔の乗り物とされている。炎を吐くことができる。

「スフィンクス」
人面にライオンの体と竜の翼を持ち、尾が蛇であるというピラミッドの守護神。
体は非常に大きく、怪力は物凄いとされる。

「ドラゴン」
西洋の有名な空想動物。鰐、蜥蜴、蛇の合成動物で、恐竜の翼を持つという肉食恐竜である。
肺にガスを貯め炎を吐く事が出来、悪魔の使いと言われる。

「竜」
古代日本の神とされる有名な空想動物。ドラゴンとは対照的な存在。
ワニの体にシカの角を持ち、蝙蝠の翼を持つといわれる空想合成神聖動物。
水を操ることが出来る。

(無翼合成動物)ユニコーン、ヒドラ、八股之大蛇、鵺、(蠍、ロブスター)、麒麟
(有翼合成動物)ペガサス、キマイラ、キメラ、オピニンクス、スフィンクス、ドラゴン、竜



・イロハニホヘトの全部
色は匂(にほ)へど散りぬるを 我が世誰(たれ)ぞ常ならむ
有為(うゐ)の奥山今日(けふ)越えて 浅き夢見じ酔(ゑ)ひもせず
(ひらがな49文字を全部使った詩で、ダブっている文字がないのが特徴の有名な詩)

・起承転結の意味
漢詩、事に絶句の組み立て方。はじめの句で起こし(起句)、次ぎの句で承り(承句)、第三の句で一軽し(軽句)、最後の句で全体を結ぶ。(結句)
漢詩の並べ方。起句でうたい起こし、承句でこれをうけ、軽句で趣きを軽じ、結句で結ぶと言う形式。
絶句では第一句を起句、第二を承句、第三を軽句、第4を結句という。
起象転合。文章の構成や物事の順序。

・手紙の書き方
頭語は「拝啓」などを初めに書く。
次に時候の挨拶をし、四季に関して最近の状況を書く。
さらに相手の様子を一言尋ねる文を書く。お元気ですか。
次は書き手の様子、自分の事を。なるべく具体的に解りやすく書く。ここまでを導入と言う。
ここからが展開と言い主文で、さて、ところで、と間をおく。
ここで本文、要件を書く。簡潔にわかりやすく。
ここからは結びで、末文は相手の健康や家族の健康を祈る言葉を書く。
結語の敬具などで締めくくる。
日付は二字下げて右のほうに書く。縦書きの場合は下のほう。
書名は日付の少し後に書く。
最後に追伸。少し下げて書く。改まる時は不要。

・手紙を書く上での最低限のマナー やってはならない事
相手の名前(漢字等)が違う。
敬称がない。殿、様など。
書き手の名前が無く差出人不明。
日付をしていなかったり封をしっかりしていないもの。
総量が相手払いになってしまうような料金不足物。
差出人の名前が相手の名前より大きい。
私事に社封筒を使うもの。
返信を求めているのに、中に返信用の封筒を切手付けで同封していないもの。
誤字脱字。
謙譲語、尊敬語の逆、間違った丁寧語。



・月日と正座
山羊座
 1月31日(睦月)むつき
水瓶座
 2月28日(如月)きさらぎ
魚座
 3月31日(弥生)やよい
牡羊座
 4月30日(卯月)うづき
牡牛座
 5月31日(皐月)さつき
双子座
 6月30日(水無月)みなづき
蟹座
 7月31日(文月)ふみづき、ふづき
獅子座
 8月31日(葉月)はづき
乙女座
 9月30日(長月)ながつき
天秤座
10月31日(神無月)かんなづき
蠍座
11月30日(霜月)しもつき
射手座
12月31日(師走)しわす
山羊座
星座の境目は、〜22、23〜。
31日のない月は、2,4,6,9、11。
西向く士と書いて、に、し、む、く、さむらい と読む。(覚え方)
4月の最初のことをエイプリルフール(April fool(ish))=四月馬鹿と言い、うそをついても許される日だとされている。
10月が神無月と呼ばれた由来が、当時ハロウィンに当たる日がちょうど新月で、神が居ない月と噂されたのが元。今では10月15日頃が新月に当たっている。



・十二支
子(ね)ねずみ十二支の最初。夜の12時ごろ。北の方向。九つ
丑(うし)十二支の第2。午前2時ごろ。北北東の方向。八つ
寅(とら)十二支の第3。午前4時ごろ。東北東の方向。七つ
卯(う)うさぎ十二支の第4。午前6時ごろ。東の方向。六つ
辰(たつ)りゅう十二支の第5。午前8時ごろ。東南東の方向。五つ
巳(み)へび十二支の第6。午前10時ごろ。南南東の方向。四つ
午(うま)十二支の第7。正午12時ごろ。南の方向。九つ
未(ひつじ)十二支の第8。午後2時ごろ。南南西の方向。八つ
申(さる)十二支の第9。午後4時ごろ。西南西の方向。七つ
酉(とり)にわとり十二支の第10。午後6時ごろ。西の方向。六つ
戌(いぬ)十二支の第11。午後8時ごろ。西北西の方向。五つ
亥(い)いのしし十二支の最後。午後10時ごろ。北北西の方向。四つ



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