『ペポルゥワンニャーと愉快な仲間たち』 ワンニャー『ドラえもんさんが住んでる時代と言うのはどんななんですかっ?』 ドラえもん『ぼくは22世紀のある家庭のロボットで、そこに住んでる子が全然勉強苦手       なんだ・・・。そしたらその子は、自分の頭が悪いのは祖先のせいだ〜、って       言い出して、ぼくがその子のおじいちゃんを助けに行く事になったんだ〜。       今は、そのおじいちゃんがまだ小学五年生の頃の時代で暮らしてるよ。       もちろん、小学五年生の子の親の了解を得てね。そこでは可愛い子が居たり、       いじめっ子が居たり、自慢話の子が居たり、天才の子が居たりしてとても楽しい       時代だよ。ちょっと酷い時もあるけど・・・。』 ワンニャー『こっちも、今ココに住んでる未夢さんと彷徨さんが良い仲なんですよ〜っ!       でもお二人ともすぐ喧嘩して・・・今朝だって口喧嘩してたんです〜。それで       ルゥちゃま泣いちゃいましたけど・・・でもとっても良い人たちですよ☆       喧嘩するほど仲が良い、っていうものでしょうか。あの方たちがわたしたちを       ここに引きとめてくれなかったら、今ごろわたしたちは・・・。』 ドラえもん『こっちも、小学五年生の子と同じ時代の可愛い女の子が将来結婚するって事に       なってるんだけど、そうなるようにぼくは毎日努力してるんだけど、その子全然       勉強してくれないんだ〜・・・。』 ワンニャー『その人たちは結婚する事が決まっているんですかっ?』 ドラえもん『そうなるはずなんだけど、あまりにひどい道に進んでいくと運命が変えられ       ちゃうから、ぼくはそうならないように色々してるんだよ〜っ。』 ワンニャー『未夢さんと彷徨さんの将来は、結婚ですかねぇ〜♪』 ドラえもん『はぁ・・・いつの時代も大変みたいだね〜。』 ワンニャー『そうですね〜・・・って、あ〜!ルゥちゃまペポ何するんですかぁ〜っ!?』 ルゥ『あ〜い!わんにゃぁ〜っ!』 ペポ『ペポペポ〜♪』 チョッパー『すっ、すまねえ!いきなり赤クレヨンを取り出して・・・!』 ドラえもん『アハハハハ!ワンニャーさんぶち模様のところがきれいに赤色になったね!』 ワンニャー『ドラえもんさん酷いです〜っ。』 カスミ『只今〜っ。ワンニャーさん頼まれてたもの買ってきましたよぉ〜。』 ワンニャー『カスミさん、お疲れ様です。中でごゆっくり休んでいって下さい!』 カスミ『こんじょだこんじょー!これくらいじゃ疲れないよ!もうすぐお昼の時間だよね!     ワンニャーさんだけじゃ大変だからあたしも手伝うよ!』 ワンニャー『いいんですか?それではお言葉に甘えまして、お手伝いお願いします〜。』 ワンニャー『えっと〜、何を作りましょうかね〜・・・。』 カスミ『さっきの豆腐は使わないの?』 ワンニャー『さっきのは夕食用なんです〜っ。ゴメンナサイ。』 カスミ『ううん全然構わないよ。でもじゃあ何を作る?』 ワンニャー『わたしと、ルゥちゃまと、ペポと、ドラえもんさんと、モモンさんと、       カスミさんと、チョッパーさんと、ハム太郎さんと、コジョピーさん、       6人と3匹ですか・・・ハム太郎さんとコジョピーさんと、後多分ペポも動物類       だから匹で良いとして・・・でも食欲は普通の人並以上ですからね〜・・・       それだけ量のあって食べやすいものってないでしょうか〜。』 カスミ『じゃあ、カレーライスなんてどう?簡単だし、おいしいよ。』 ワンニャー『でも、ルゥちゃまはまだカレーなんて刺激的なものは食べれないですね〜。       ハム太郎さんとコジョピーさんはカレーは苦手でしょうし・・・。』 カスミ『ハム太郎ーっ、コジョピーーっ、何が食べたいーっ!?』 ハム太郎『大好きなのはひまわりの種なのだ!』 コジョピー『断然唐揚に決まってるぜーっ!』 カスミ『また買いに行かなくちゃ・・・。』 ワンニャー『ちょっと待って下さい〜っ、ひまわりの種ならこの前蒔いた残りがあると       思います〜・・・唐揚は少しならあるので大丈夫です。       さあ何を作るか決まりましたよ〜っ。』 カスミ『じゃあわたしはカレーの具を作るね。ニンジンとジャガイモとタマネギと・・・     タンタンタン・・・。』 ワンニャー『じゃあわたしはカレー粉の方を、後ルゥちゃまのミルクとコジョピーさんの唐揚       とハム太郎さんのひまわりの種を・・・おお〜、手際良いですねカスミさん。       何かやってらしたんですかっ?』 カスミ『あたし霞家では居候だから、家事やらされてる〜・・・。』 ワンニャー『わたしも西園寺家で居候だから仕方なく家事やってます〜・・・同じですねっ。       あははっ。』 カスミ『そうだね。』 ワンニャー『でもいつも未夢さんや彷徨さんにはお世話になってますから、せめてもの恩返し       です・・・。』 カスミ『そうだよね。そう思ってやらないと、身が持たないっていうか。』 ワンニャー『感謝の気持ちを忘れてはいけません。わたしは未夢さんと彷徨さんに感謝して       いますっ。』 カスミ『あたしなんかあれだけ働いてても家主さんに怒鳴られることだってあるんだよ〜っ。     早くやれ〜、とか〜。』 ワンニャー『わたしも、未夢さんと彷徨さんに家事を任されて、と言うよりご恩返しにと自分       から進んでやってはいるのですが、最近わたしに任せっきりなんです〜。』 カスミ『おしゃべりしながらだと時が経つの何か早い気がするね。失敗せずにニンジンと     ジャガイモとタマネギ切り終わった〜っ。』 ワンニャー『あれっ!カスミさん早いです!こっちはまだカレー粉も唐揚も終わって       いません・・・。』 カスミ『へっへ〜っん。だてに毎日家事してないよ〜っ。』 ワンニャー『わたしだって毎日家事してます〜っ!もうすぐ唐揚もカレー粉も作り終え       ます!』 カスミ『早くしてよワンニャーさん。』 ワンニャー『急かさないで下さいよう。はい、終わりましたよ。』 カスミ『さあ〜具を入れてと・・・そう言えば肝心のご飯はっ?』 ワンニャー『あーっ!すっかり忘れてましたあー!どうしましょう・・・。』 カスミ『まだ11時だから、即炊にすればちょうど良い12時くらいにできないかなあ?』 ワンニャー『カレー、冷めちゃいますね・・・。』 カスミ『1時間くらいなら、また暖めればいいよ。泥泥だったらちょっと水入れてあげれば     いいし〜。』 ワンニャー『そのお年で色々ご存知なんですね〜っ。』 カスミ『これくらい常識だよ!』 ワンニャー『さて、ご飯も炊いておきましたし、ちょっと休憩しましょう。       カスミさん、手伝ってくれてありがとうございます〜っ。お疲れ様でしたっ。』 カスミ『どういたしまして!』 コジョピー『あいったたた!あっこらぁ!尻尾を引っ張るなって!』 チョッパー『ちょ、こら!大人しくしろ!』 ルゥ『あっきゃーぁ♪』 ペポ『ペっポー☆』 ハム太郎『あっ!やめるのだペポ!ボール投げちゃ危ないのだ!』 ドラえもん『あっははははっ!』 モモン『外異常なしでチュ!』 ワンニャー『なんか大変そうですねぇ〜・・・。』 カスミ『霞家にも、あんなに小さくないけど可愛い子供がいるんだよ。     でもすごいわがままで大変・・・だから何となくワンニャーさんの気持ちが     わかっちゃうかも。』 ワンニャー『こちらこそお気持ちお察し致します〜。子育ては愛情が命です。大変で大切       なんですよ〜っ。』 カスミ『でも、うちの場合はちょっとわがまますぎかも・・・今より小さかった頃に甘やかし     し過ぎちゃったんだね〜・・・。』 ワンニャー『ルゥちゃまは賢いですから、わがままは言いません!』 カスミ『あはは、まるで親ばかみたい・・・。』 ワンニャー『ホントですよ〜っ!』 カスミ『うふふ。あたしたちもルゥくんと遊びに行こうよっ。』 ワンニャー『今日はもう家事は済ませましたからルゥちゃまと思いっきり遊んじゃいます       よ〜っ!』 ルゥ『か〜ぅみぃ〜っ!わ〜にゃっ!』 ペポ『ポペっポーっ!』 ドラえもん『ワンニャーさん、それなあに?』 ワンニャー『これですかっ?これはツウハン星って言う星から届いた遊びのおもちゃの空気       クレヨンです〜。空気に色がぬれるんですよ〜っ。消したいときはこのセットの       ボタンを押せば一発です!』 ドラえもん『えっ!?ぼくも持ってるよ、ほらっ。』 ワンニャー『あーっ!全く同じです〜っ!22世紀の地球はもうそんなに発展しているん       ですか〜っ。』 ドラえもん『ぼくもこの時代の他の星に、22世紀の地球ほどのものがあるとは思わなかった       よ〜。他に何かある?』 ワンニャー『あっはい。こっちのはミニミにマシーンって言って体を小さくできるんです、       何分の一にも。 ドラえもん『このスモールライトにそっくり・・・。』 ワンニャー『いつか、どこも同じようなものが作られていると言うことですね〜・・・。』 ルゥ『わ〜にゃっ!たぁーぅっ!(ワンニャーからミニミにマシーンを取り上げて    ワンニャーに光を放つ)』 ワンニャー『えっ、あっ!ちょっとルゥちゃま、何をするんですかっ・・・ってあれ、       皆さんどうしてそんなに大きく?え、ちょ、何ですかーこれはぁー!』 カスミ『あれ、ワンニャーさんちっちゃくなっちゃった・・・。』 コジョピー『すげぇ!おれたちと同じ大きさだ!』 ハム太郎『すごいのだ!これで一緒に遊べるのだ!』 ワンニャー『ちょっと!ルゥちゃま!元に戻して下さいよ!』 ドラえもん『いくら同じような機械でも、このスモールライトは今のワンニャーさんには       効果ないみたい。やっぱり同じ波を受けないと元に戻れないみたいだね。って、       やっぱりハムスターとかに〜が〜て〜!』 ルゥ『わ〜にゃっ?』 ペポ『ペポペッポ〜っ♪』 ワンニャー『えっ!ちょ、ちょっと!?ルゥちゃま!?あの、えっと、わ〜!』 コジョピー『・・・。』 チョッパー『ワンニャー、ルゥに振り回されて地獄だな・・・。』 ワンニャー『ルゥちゃま、お願いですから離して下さいよぉ〜!』 ルゥ『だ〜ぁっ!』 ワンニャー『わーーー!!!急に離さないで下さいーーー!!!』 チョッパー『おおっ!すげえ、フライング投げっ!!』 ワンニャー『も、もうダメです・・・。』 ペポ『ペポぉ〜!』 ハム太郎『あっ!ワンニャーさん危ないのだ!』 ワンニャー『ええ〜・・・?・・・うわぁ〜〜〜!!!』 カスミ『ペポ、ボールなんか当てたらワンニャーさんつぶれちゃうよ・・・元に戻して     あげようっ。(ぴっ♪)』 ワンニャー『(むくむくむく・・・)・・・う〜・・・ルゥちゃま、ペポ、ヒドイ       ですぅ〜・・・。(泣)』 チョッパー『背骨複雑骨折、内臓破裂、今夜が峠だな。』 カスミ『そんなオオゲサな・・・。』 チョッパー『なんてな〜。』 ワンニャー『うう・・・さて・・・もうそろそろご飯炊けたでしょうかねー。』 (炊飯器)(ポーーーーーっ!!!) ワンニャー『皆さん、ご飯が出来上がりましたよ〜っ!』 ALL『いただきま〜す!!』 ワンニャー『カスミさん、具材がよく切れてますねーっ。』 カスミ『ワンニャーさんこそカレー粉の濃さちょうどいいよ〜。』 ドラえもん『うん!おいしい!』 モモン『おいしいでチュ!』 ハム太郎『もひもひもひ・・・。』 コジョピー『(唐揚にかじついて夢中)』 ルゥ『ごっくごっくごっく♪』 ペポ『ぺぽぺぽぺぽ☆(かっかっかっか・食べる勢いの音)』 チョッパー『う〜ん・・・微妙におれの仲間の味と違うんだよなあ〜・・・美味いことは       美味いんだけど。』 ワンニャー『チョッパーさんのところでは何方かコックさんでもいらっしゃったんです       かっ?』 チョッパー『おうよ!世界一の味を作る、みたいな事言っておれたちと一緒に旅してた       んだ!』 カスミ『何か夢があっていいね〜。大変そうだけどさ。』 ドラえもん『ぼくもう食べちゃった!ごちそうさまっ!』 ペポ『ペっポー☆』 ルゥ『だぁーい!』 ワンニャー『ペポもルゥちゃまもよく食べ、よく飲みました〜っ。』 ハム太郎『も、もう食べれないのだ・・・へけっ・・・。』 コジョピー『ひぃ〜食った食ったぁ!おかわりもういいや!』 カスミ『もともとおかわりないってば・・・。』 モモン『下がヒリヒリするけどおいしかったでチュ・・・。』 チョッパー『案外美味かったぜ!』 カスミ『案外とは何よ失礼な!おいしくなかったのなら最初から食べなければよかったん     です〜!』 チョッパー『おれの仲間は最高のコックだぜ!でもカスミのも美味かったってことだよ!』 ワンニャー『皆さん、早いですね〜・・・。よっぽどお腹が空いていたんですね。はい、       わたしもごちそうさまでした〜っ。』ところで、これからどうしますか〜っ?』 ハム太郎『みんなで遊ぶのだ!』 ワンニャー『ハム太郎さん、何かお考えがあるんですかっ?』 ハム太郎『さっきの機械でみんな小さくなって、鬼ごっこするのだ〜っ!』 ワンニャー『またミニミニマシーンですかぁ〜っ・・・。』 カスミ『危険だからやめましょう。』 ワンニャー『それより、皆さんが西園寺に飛ばされたのも何かの縁。せっかく出会ったんです       から皆さんの世界のことをもっと詳しく知りたいです〜。』 ルゥ『だ〜ぁ!』 ペポ『ペッポペッポペッポ〜!!』 ドラえもん『ぼくのはもう語りきれないくらい・・・。』 コジョピー『話っつっても飼主に飯食わせてもらってるだけでさあー。まあ飼主の知り合いに       色々と振り回されたりもしてるけど。』 ハム太郎『ぼくの飼主の人はとっても良い人なのだ!大好きなのだ!』 モモン『わたしの所はあんまり語りたくないでチュね・・・。(み〜なちゃんたちの事)』 カスミ『あたしのところは〜・・・。』 チョッパー『ならおれが海の話をしてやるぜ!?』 カスミ『長くなりそうだね・・・。』 ルゥ『だ〜ぁ・・・。』 ワンニャー『あれルゥちゃま、お寝むの時間ですか〜っ?おやすみなさい〜。毛布をかけて       おきましょう〜・・・。』 ドラえもん『やっぱり、赤ちゃんの寝顔って可愛いね・・・。』 ワンニャー『ここで話すとルゥちゃまが起きちゃうので、ルゥちゃまを寝室まで連れて       行きますね。       ルゥちゃま、ごゆっくりお休み下さいね〜っ・・・。』